【現役プロが解説】 一人暮らしの契約手続きの流れについて

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部屋探しも一段落してきたから契約の流れを知りたい。
引越し準備の一環として契約の流れも把握しておきたい。
そのような方のために契約だけに絞って説明をします。

きのこ先生

業界歴15年の現役プロです。
たくさんの方の対応をしてきた経験を
元に解説します。

部屋の探し方や引越しについては別記事で紹介していますので、
最後のまとめでリンクをご紹介します。

目次

部屋を見て契約の意思を伝える

不動産会社を訪問して気に入った部屋を見つけたら、
申し込みの意思を伝えましょう。
部屋を探す人が多い、1〜3月は椅子取りゲームのような状態です。
気に入ったと思ったらすぐ不動産会社に伝えましょう。
部屋を探して契約をするまでは下記の記事で詳しく解説をしています。

部屋を申し込み

入居の意思を伝えたら次は入居申し込みの記入をします。
最近はインターネットで申し込みができるところも増えてきましたが、
手書きのところもまだまだ多いです。
免許証や保険証などの本人確認の書類を提出することが多いのであらかじめ用意しておきましょう。

この際、併せて商品を勧められるケースが多いです。
インターネットやウォーターサーバーなどですが、
割高なケースが多いので、自分で探して契約する方が安く済むケースが多いです。不動産屋もバックマージンが入るので必死です。最近はここの営業だけを外部委託する会社も増えています。
いずれにしても自分で選ぶ方がお得です。

この段階はとにかく書くものが多くて疲れます。

必要な書類を揃え審査を受ける

書類提出後は審査が行われます。
管理会社、または家主さんで
「家賃を毎月支払っていけそうか」、
「周りの方に迷惑をかけないか」などです。
部屋を内覧している時の雰囲気も意外と不動産会社に見られています。
管理会社も保証会社に審査を委託しているケースも多く、
2日〜1週間ほどで審査結果は返ってきます。

また、審査は申込書に併せて必要書類を提出することも必要です。
本人の詳細な情報はもちろんのこと、
同居人や連帯保証人の方の情報も細かく書く必要があります。
僕の経験上、事前準備してスラスラかける人でも
連帯保証人の勤務先や年収で詰まって持ち帰りになることが多いです。

また、提出出書類は上記で記入した
申込み書に加えて、
身分証(運転免許証、保険証など)や、
印鑑証明証や収入証明(源泉徴収票、納税証明書 など)のような書類を
入居者や連帯保証人でそれぞれ提出するケースもあります。
これは不動産会社により異なります。
書類の準備に時間がかかるケースも書あるので、
早めに部屋探しをして不動産会社に前もって確認しておきましょう。
内見後、すぐに申し込みができるように、
情報や提出物の用意をしておくと、
すぐに審査に入ることができます。

審査後、重要説明事項を受ける

審査が終わったら、「重要事項説明」を受けます。
これは不動産会社の有資格者(宅地建物取引士)が、
物件の設備や権利に関することや、契約の内容について
書面をもとに説明するものです。
最近はIT重説といってビデオ会議で行うケースも増えています。
有資格者が対面、もしくはビデオ会議で行うのが絶対です。
電話で行ったり無資格者が行うようなら、法律上アウトです。
業務停止レベルの行為なのでさすがに聞いたことはないですが、
もしそんなケースがあればいい物件でも
この時点で逆に断った方がいいかもしれません。
不動産会社側のモラルのレベルが低いと判断できます。

本当に無いと思いますがチクリ先を教えておきます笑
全宅連 | 全国宅地建物取引業協会連合会
不動産の開業・経営・取引をより豊かに | (公社)全日本不動産協会
だいたいの不動産会社は↑のどちらかの団体に加盟しています。

初期費用の支払い

重要事項説明が終われば、次は初期費用を支払います。
初期費用の支払い方法や期日については不動産会社の指示に従ってください。
クレジットカード決済も増えましたが
銀行振込で依頼されるケースが多いように感じます。
これはあくまで業界にいて感じる体感です。

契約

契約書が手元に届いたら
入居者用と大家さん用に契約書2通を作成し、契約締結です。
名前、現住所などの記入と捺印が必要です。
連帯保証人の記入捺印が必要な場合もありますので、
あらかじめ連帯保証人となる方には根回しをしていた方がいいです。
また、契約書に捺印する箇所が多い場合は、
契約書の不備で契約が滞ることがあります。
特に割り印がある場合は注意です。
割り印とは契約書が複数ページにまたぐ場合に、
ページを跨ぐ部分に印鑑を押す行為です。
そうすることで、契約書が偽造ではないことを証明できます。

きのこ先生

経験上
背表紙の割印を
忘れる人多すぎです笑

入金、契約書返送、確認事項の解消が終わったら後は鍵の受け取りを待つだけです。

不動産会社から鍵をもらおう

入居日当日、不動産会社を訪問して鍵をもらいましょう。
入居前までに、
転居証明書の取得、ガス開栓の事前連絡、郵便局への転送届け程度は
確実に終わらせておきましょう。

まとめ

契約の流れはシンプルです。
申し込み→審査→重要事項説明→初期費用支払い→
契約→鍵をもらって入居
以上です。

これで新生活スタートと行きたいところですが、
引越しや荷解きが残っていますね。
引越し作業の全体像を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

まずは部屋探しからという方は以下の記事をご覧ください。

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